2018年3月11日日曜日

男子合宿冬季ACT3 2月21日~25日(4泊5日)             モンスター級の...@吾妻山

一回生の阿尾昇です。初めてブログを書きます(ノ ´▽`*)
今回私たちは男子冬合宿で山形県と福島県にまたがる吾妻連峰を縦走してきました。実話と写真を交えて紹介していきます!

〜アプローチ〜



 最安値で吾妻山に行く方法を調べた結果、飛行機で行くことになりました 

普段飛行機に乗らないワンゲラー達は少し興奮気味です。
窓からの眺めは最高で北ア、中央、飯豊山そして登山予定の吾妻山全体も見渡せてお腹一杯のフライトでした!

1日目~

天元台スキー場から中大巓経由で西吾妻山を落とし藤十郎山の東のコルでテントを張る予定でした。ところがこの日の天気は西高東低で次第に悪化していき、ホワイトアウトも頻繁に起こり思うように進めません。そんな中話題の中心となっていたのは天元台スキー場のゴンドラの改札員さんの可愛さでした。



←西吾妻山へ





初日から名物のスノーモンスターがお出迎え。背を優に超す雪塊に圧倒されつつまた荒れ狂う天気にも物理的に圧倒されます...
リミットまで行動し心身ともにヘタヘタです。結局予定していたテン場には着けず、中大巓東の人形岩あたりで行動を終了しました。



    雪上に突如現れたモンスターissei


2日目~


予定では藤十郎山から烏帽子山まで縦走し、谷地平まで滑降してテントを張り、駕篭山稲荷神社にアタックして谷地平に戻るという行程でした。この日は朝から快晴です。烏帽子山までの稜線は高低差があまりなく快調にシールでシャコシャコと進んでいきます。



←昭元山の斜面で思い思いに一本中




しかし烏帽子山の滑降で樹林が濃すぎてルートファインディングが難しく思ったより時間をとられてしまいました。そのため駕篭山は明日行くことにし、谷地平小屋にてテントを張りこの日の行程を終えました。全装備での歩行・滑降に足が早くも悲鳴をあげテント内にて攣りまくりました。



       
                谷地平にて→



〜3日目〜
この日は谷地平から中吾妻山にアタックし、テント撤収後、前大巓経由で酢ヶ平小屋にテントを張る予定でした。しかし昨日行けなかった駕篭山稲荷神社にもアタックするため予定を変更し中吾妻山と駕篭山稲荷神社のアタックとしました。天気は午後から下り坂となる予報であったため赤旗を短い間隔で打っていき、ペースも早めで進みます。特に中吾妻山の斜面は急登であったため皆黙々と登っていきます。

←中吾妻山頂にて鹿田さんを囲む





山頂標識は雪に埋もれ達成感は薄れながらも危なげなく登頂!次の駕篭山稲荷神社を目指し滑降していきます。前日の夜に降った雪でパウダーだったためとても気持ちいい滑りでした。谷地平にいったん戻り急ぎ足で駕篭山へ向かいます。樹林を出たときには雪が結構降っていましたがなんとかリミットを切り登頂できました。神社も雪に埋もれ参拝できず...こちらの斜面もパウダーで気持ちよく滑れました。過去の冬山行の記録がなかったため駕篭山稲荷神社ルートを初めて開拓したのではないでしょうか。
                             ↑天気が怪しく・・・


この日は酢ヶ平小屋から高山経由で土湯温泉(GOAL)へ行き、合宿を終える予定でした。しかし谷地平に留まっていたためこの計画は履行できず前大巓、東吾妻山経由で鳥子平へ向かうことにしました。山行する前の週間天気予報でこの日はバチバチに荒れるという予報でしたが、前日に見た天気予報で夕方まではもつという予報に変わっていたため行動することになりました。

←何も見えない&立っていることすらままならない

 しかし・・・前大巓の稜線にでた瞬間モンスター級の爆風が‼と同時に視界も数十メートル先まで限られ行動限界に近づいていきます。主将の指
示で酢ヶ平小屋へ向かいそこで打ち切ることに。ホワイトアウトの中なんとか酢ヶ平小屋にたどり着き避難小屋へ入ろうとするも扉が凍って開かず(´;ω;)爆風の中テントを張りこの日は行動を終えました。ワンゲル入部から数えて2番目にしんどい山行でした。(1番は秋合宿orz


〜5日目〜


昨日の爆風もある程度おさまり行動できるようになったため、酢ヶ平から前大巓、東吾妻山そして高山を経由し土湯温泉を目指しました。前大巓はクラストしていましたがオープンで滑りよし。東吾妻山は200アップも大して時間はかからずに登頂できました。しかし鳥子平に向けてのルーファイが難しく少し予定の道よりそれつつも復帰し高山へ。

←鎌沼にて。疲れの表情が見える。



高山登頂のリミットをぎりぎり切り、今日中に土湯を目指すことになりました。しかしここから10㎞越えの滑降&ルーファイが待っています。迫るリミットに部員たちは焦るもなんと先行者のトレースが‼予定していた道通りにトレースが続き早く降りることができました。林道に出てからはトップ隊によるクロスカントリー並みの速さのラッセルに助けられやっとGOALへ‼  

    歓喜のゴール お疲れさまでした‼→あああ

~合宿を終えて~
山はいくつもの表情を見せてくれる。それは時に人にとって感動するものであったり、恐怖に陥れるものにもなりうる。今回の吾妻山合宿ではその山の表情の変化を存分に楽しめた山行だったと思う。ズバリ、“モンスター級”の自然を体感することができた。今までの人生の中でこんな経験をしたことはまずないため日々が新鮮だ。ワンゲルに入部してからこんな日々が連続しているわけだが3回生との山行も残すところ春合宿のみであるから自分の役割を全うして笑顔でこの代の終わりを迎えたい。

深夜テンションで書いたためまとめがお硬くなってしまいましたすみません


(阿尾)

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