2012年10月6日土曜日

私の夏 前半

はじめまして。1年生の岡部です。

先日のOB会では多くの方々から貴重なお話を聞かせていただきました。誠にありがとうございます。

今回は私にとって初めてのPWである中央アルプス北部縦走PWについて振り返りたいと思います。
 

勝山キャンプの直後、すぐに先輩方と一緒に青春18きっぷでC0地点に向かいました。

C0の伊那市駅では人生初のステーションビバーグをしました。田舎ののほほんした駅でしたが、私は町の明かりや車の音、人の話し声に慣れることができず、寝付けませんでした。

翌日はC1の大樽避難小屋までをゆっくりと登りました。乾いた地面の土の感触を山靴の裏で踏みしめながら、遠くに聞こえる鳥の鳴き声に耳を澄ませつつ、メンバーの皆さんと歩くのは大変気持ちがよかったです。

山行中、先輩方は合宿の時のように1年生を気遣ってくださるだけでなく、ワンゲルの装備についてのお話も聞かせてくださいました。

C1へ到着すると、C1の前の緩やかな斜面で皆でシュラフを広げて横になりました。

広葉樹林の木漏れ日が降り注ぎ、瞼の裏までも温かくしてくれるように感じました。C0での疲労はすっかり癒されました。

先輩方が作ってくださった焼きそばは空腹に染み渡りました。新鮮な玉ねぎやにんじんがたくさん入った焼きそばをメンバーの皆でほおばっているとこれ以上はないと思えるほど幸せな気持ちになりました。

夜は避難小屋の壁に貼ってあった捜索願を見て、多根先輩が山行の危険性について語ってくださいました。
私がこうやって楽しく山行を行えるのも先輩方やOBの方々のおかげであることをしみじみと感じました。

2日目は駒ヶ岳頂上山荘までひたすら登って行きました。登っていくほどに植生が変化していき、一本ごとに雲を眼下に収めるようになりました。

天気も良く、肌寒く感じられる風も心地よいほどにうっすらと汗をかくほどでした。

C1地点では駒ヶ岳からの夕日と夜の星空が印象的でした。星があまりにも近く、明るすぎて今まで下界で見ていた星を思い出せないほどでした。

先輩方とワンゲルについて語り合いも忘れられない思い出です。

また、デザの時にはワンゲルしりとりをしました。先輩方がすらすらとワンゲル用語をつないでゆく様についてゆけず苦戦しましたが、大変楽しかったです。

圧倒的な星空の下でV6に入って、ワンゲルについて語り合っていると言葉では表現できないほどの一体感を感じました。

これで前半は終了です。後半では3日目と4日目についてお話します。

文章が淡々としていますが、読んでくださっている方々にすこしでも私の感動が伝われば良いのになぁと思います。

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