2015年5月5日火曜日

ゴールデンウィークPW@尾瀬

こんにちは!2回生の中嶋です。
私たちはゴールデンウィークを利用し、主将含む部員5名で2泊3日の行程で残雪期の尾瀬を満喫してきました。
幸い天気にも恵まれ、広大な尾瀬の自然の魅力をしっかりと味わうことができました。

1日目は群馬県北東部に位置する、至仏山にアタック装備で挑みました。序盤はあまり急でない斜面を余裕をもって進んでいくことができましたが、私たちにとって久々の山行ということもあり、後半になるにつれメンバーの顔に疲れが出てきました。

まだまだ先は長い…
手前の小至仏山をトラバースして進み、ようやく山頂へ。天気が良すぎたせいか、のどがカラカラになりました。そこへ主将が全員にコーラを振舞ってくれて、みんなでごくごくと一気に飲み干しました。感謝!
仏ポーズ!
帰りは長いスキー滑降を楽しみ、無事に1日目を終えることができました。その日のうちに福島県まで移動し、夕食にすき焼きを食べ、就寝しました。

2日目、福島県南会津郡に位置する会津駒ケ岳に登りました。林道をしばらく行くとなぜか雪がなくなり、板を担いで登ることに。さらに会津駒登山口にはもはや雪山の面影すらなく、長い登山道を兼用靴で歩くことに。メンバーの靴擦れの痛みはピークに達しました。ようやく雪が出てきても、斜面は急だの藪は生い茂っているのでしばらくはアイゼンで登ることに。結局シール歩行に切り替えることができたのは、500m以上も登った後でした。その後も尾根は延々と続き、メンバーは前日の至仏山がどんなに易しかったかを知ることになりました。
会津駒山頂!
山頂からは尾瀬の山々が一望でき、一同明日登る山ー燧ケ岳ーの姿をしっかりと目に焼き付けました。ちなみに、この日の主将の差し入れはファンタグレープでした。うまし!
スキーもだいぶさまになってきました
帰りもまた途中から延々と続く土の登山道を自由の利かない兼用靴で踏みしめ踏みしめ歩いていきました。ようやく車までたどり着いたころには一同ヘトヘトに。その日もまた移動した後、皆倒れこむように眠りました。

最終日、同じく福島県の百名山、燧ケ岳に登りました。昨日のような土の大地は視認できず、ひとまず安心。シールを板に貼り、気合を入れて登っていきました。しかしすぐに急斜面になり、再びアイゼン歩行へ。こんなに板を担ぐPWも珍しいと思います。シールも時折使いながら、急斜面を登っては平地、急斜面、平地…と繰り返していくうちに、眼前に突如燧ケ岳の姿が!
もう少し(?)だ!
気合を入れて沢を登る登山者たちを横目に尾根を登っていくと、最後の急登に差し掛かりました。ここで主将の判断で、ピッケル&アイゼンで登ることに。まさかピッケルまで出動させることになるとは思いませんでした。氷が混じった滑りやすい斜面を辛抱強く登っていくと、ようやく山頂の爼嵓(まないたぐら)に到着!主将はお疲れさまと三ツ矢サイダーをザックから取り出し、振舞ってくれました。
風が強い!
帰路はスキー板にべっとりとついた松脂に苦戦しつつ、各々のスキー技術の向上に感心し、無事に下山。すぐに温泉につかって美味しいそばを食べ、夜のうちに車で関西へと帰りました。

難所あり、兼用靴での登山道歩きやアイゼン・ピッケル歩行ありの充実した尾瀬のGWPWはこうして終わりました。2回生の面々、そして自動車免許保持者でありながら爆睡し続けてしまった私を責めることなく運転し続けて下さった主将、お疲れ様でした!


(中嶋)

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