2014年5月14日水曜日

大嶺PWの報告

3回の奥島です。GW中の3つのPWのうち、最後のひとつの大嶺PWについて報告させていただきます。メンバーは冬山より夏のほうが好きかもしれない私奥島と池田の二人のみで3泊4日行ってきました。

アプローチは大阪駅から3~4時間でC0地点に着きました、そこは1回生のときのACT2でのゴール地点で、騙されているとも知らずに担架搬送を必死にしていた2年前のことを思い出し、わけもなくはしゃいでいました。(なお、ACT2は補充だった池田とは全くといっていいほど話がかみ合わなかったので、ひとりで勝手にしてました)

いざ1日目、まずはぐんぐんと森林の中の階段、そして登山道を登っていきました。途中の弥山までの登山道に雪が残っており、稜線以外はほぼ雪が残っている状態で、GWでしか見られない景色を楽しむことができました。この日は1300m位アップの9時間行動をしましたが、ふたりとも足は大丈夫でした…まだ。

そして2日目、行動時間10時間が予定されていて、厳しい山行になることを覚悟していました。その期待?を裏切られず、12時間行動の長丁場で、最後の辺りはふたりとも足にガタがきている状況でした。途中で地すべりでルートが消えてしまっていたりもしました。しかし、悪いこともあれば、良いこともあるもので、この日、私たちと同じルートを歩く一般の登山客に出会えたり、その人たち以外にも多くの登山客の方々と話すことができました。このPWを通してですが、こんなに多くの登山者と話したのは、初めてかもしれません。(合宿などで大人数で迷惑をかけないように人の来ないマイナーなルートを選ぶ傾向があるからでしょう…)皆さんいい人ばかりで孤独を愛する池田も悪くなさそうな顔をしていました。

3日目は、降雨、13時間行動、これまでの疲れがどっと押し寄せてくる、といった状況だったので、辛いことしか思い出せないですね。ふたりとも終始無言で歩いていました。覚えているのは、車道歩きは、山道とは違い整備されているからか、かなり早く進むことが出来るということくらいです。
あぁ、辛かったなぁ…ご飯だけが私たちの楽しみ…うん!おいしい!

4日目はもう気力だけで下山しました、一本で座るたびに足が痛み池田には迷惑をかけました。ひたすら下り、車道を歩いて、ようやくゴールの熊野本宮大社に到着しました。これも、覚えているのは階段が少し長かったということぐらいでした。すみません、疲れてたんです。2日目に会った人に再会できたりもして、お互いに健闘を讃え合いました。

このPWはこれからの夏活動のしっかりとした下地作りをするため、という名目で立てられたものですが、私はこのPWで、山の人たちの優しさ、温かさが一番印象に残っています。名前も知らず、数分間ただ話しただけですが、どの人も笑顔で「お気をつけて」と最後に笑顔で言ってくれるのが無性に嬉しかったりするのでした。GWだからって絶対に山スキーに行かなくてはならないという決まりはない、行きたい山に行けばそこでまた新しい発見が見つかるものですね。最後に3泊4日付き合ってくれた池田に感謝を、サンキュー!(文章が長いので写真は無しで)
 
                                                (3回 奥島)

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